糖の吸収速度をゆるやかにする糖尿病の治療薬グルコバイ

グルコバイは糖毒性に注目しているα-グルコシダーゼ阻害薬です。

糖尿病性腎症や糖尿病性網膜症といった合併症のリスクを抑える効果が期待できます。

グルコバイを使っても、結局はすべての糖が腸から吸収されてしまいます。

つまり、グルコバイは糖の吸収を阻害する薬ではないということです。

しかし、糖の吸収の速度をゆるやかにさせることができれば、糖毒性による影響を減らすことができます。

糖による毒性は血糖値が高いほどあらわれやすくなってしまいますが、糖の急速な吸収が防げれば糖毒性は軽くなります。

グルコバイを用いると糖の吸収がゆるやかになり、血糖値の上昇グラフがゆるやかなカーブを描くようになります。

グルコバイは食事による血糖値の上昇を抑える薬なので、食後に服用しても効果はありません。

食事の直前に飲むというのが重要で、飲み忘れに注意が必要です。

食事の10分前に飲むのが基本です。

食事中に飲み忘れたことに気づいた場合には、できるだけはやく飲むようにしましょう。

糖の摂取から時間が経っていなければ、効果が得られる可能性があります。

副作用として、腹部膨満感や放屁といった消化器系の症状が報告されています。

血糖値を下げる薬のなかでは、グルコバイはこれらの副作用が出やすいです。